マンション

メインステージ自由が丘

総合的な計画

今回の工事は、前面道路巾約15M、奥行約35Mの敷地に対し、計画建物が敷地奥側の3階建と手前側の7階建の2棟で構成されていた為、「構造物の施工手順」と「揚重計画」の二つが大きな課題となりました。

計画地へのアプローチが前面道路側一面のみとなっている事を考慮し、基礎工事までは2棟の施工を同時に進め、1階床が完了した時点で、敷地奥側の3階建構造物を先行施工する計画としました。その際、当社設計部の協力を得て構造の設計変更を実施し、手前側構造物の1階床上には揚重機(ラフタークレーン)を設置できる様に計画しました。

7階建構造物の施工については、一般の揚重機の設置ができない為、足場クレーンを設置し、先行建物の屋上も資材ヤードとして利用できる計画としました。  内外装工事についても、3階建(6戸)から7階建(31戸)へと工事がうまくつながる様に工程の調整を行い、無駄の少ない施工を心掛けました。

メインステージ自由が丘

建物概要

建物名称
メインステージ自由が丘
所在地
東京都世田谷区奥沢5-23-16
竣工年
2018年11月29日
構造・規模
RC造 地上3階/地上7階(2棟)
住戸数
36戸+店舗1店

工事概要

発注者
株式会社青山メインランド
工事期間
2017年10月1日〜2018年11月29日
工事内容
マンション新築工事

オプション・設計変更対応

36戸の住戸について、居住者がすでに決まっている住戸もあり、そのお客様とは事業主様を交えて、ひとつひとつ、部屋のプランニングやカラースキーム・取付けられる機器の説明を事前に行ないました。

お客様の皆様には、プランニングやカラーの変更、仕様のグレードアップ等々多種多様な要望がありました。その要望にお応えする為に、ひとつひとつ施工検討、代替提案、個々のお見積などの対応を積み重ねる事で、当社に対するお客様からの信頼も深まっていったと思います。

また、個々のオプションや設計変更事項を、作業員さん達に分かりやすく説明ができるように部屋毎に「仕様確認ボード」を設置しました。このボードの活用により、当社の施工チェックがしやすくなり施工間違いを無くす事ができました。

その結果、引渡のときには、お客様の皆様方から「ありがとうございました。」と感謝のお言葉をいただく事ができました。

内観

ブランドシティ、自由が丘に住まう

今回の工事においては、不動産価値の高い「自由が丘」における事業であり、事業主様や設計者様にとっても、外装やエントランスの仕上には特別な思い入れがあることを感じていました。

仕上材を選定にあたっては、関係者との打合せやサンプル作成を繰り返し、十分な時間と検討を重ねてました。最終的には外装タイル7種類、エントランスは6種類のタイルが選定され、それを組み合わせてデザイン的に施工しています。

施主・設計・施工が一緒になって試行錯誤を繰り返し、できあがった作品がこの建物だと思っております。

打合せの取り纏めや数多くのサンプル作成には大変苦労をしましたが、完成後に道行く方々の「かっこいい建物ができたね。」などの会話を耳にして、「自由が丘」らしい建物ができたのだな、と感じてます。

エントランス
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