現在の仕事内容

当社では、一人で複数の案件を担当し、定期的な現場巡回によって施工管理を行うケースと、一つの現場に常駐するケースがあります。どちらのケースでも、設計図を読み解くところから施工管理の仕事が始まります。そこから、工事概要、施工方法、工程管理、必要な人員確保、仮設計画などを把握し、施工計画を立てていきます。
実際の工事は施工図をもとに行うため、専門業者と打ち合わせで詳細を確認・決定します。もし設計図通りに施工ができない場合は、品質を確保するために設計・監理者との打ち合わせを行い、施工計画を修正します。
施工管理は打ち合わせが多い仕事ですが、該当物件の従業員の方との打ち合わせや、近隣の方への工事の説明など、改修工事ならではの調整作業もあります。現場では工程管理や安全管理も行い、工事全体を把握し、あらゆる調整・管理を行います。

私のこだわり

業務中は積極的にコミュニケーションをとっています。改修工事は「居ながら工事」が主体で、使用中の建物が工事現場となります。現場のすぐ隣を、一般のお客様や居住者様、ビルのテナント従業員様が通行することが多々あるため、工事関係者の安全管理はもとより、建物利用者や近隣の方々の安全管理も徹底しなければなりません。物品の搬出入計画や音出し工事、臭気の発生する工事など、工事内容をお客様へ逐一お知らせしますが、その際、建築の知識がなくても理解できるような説明を心がけています。
多くの方々に協力していただきながら円滑に工事を進めていくために、その場その場にふさわしい方法で、小まめにコミュニケーションをとるようにしています。

印象に残っている案件

耐震補強工事、省エネ工事、大規模修繕工事が一体となった工事案件は、苦労した分、成長した点も多い工事でした。
その物件は隣地との距離が非常に近いため足場内での作業がしづらく、また、商店街にも隣接しているため通行量が多く、工事の制限が多々あり苦労しました。さらに、各工種の絡みが非常に多く、各業者と綿密な打ち合わせの上、工程を進めていきました。問題発生時は迅速に対応し、関係者全員で協力し一つの建物をつくり上げるという「団体戦」の気持ちを育むことができました。

仕事において重要なこと

私は「仕事に興味を持つこと」が大切だと思います。建築の仕事は覚えることが非常に多いですが、奥深くもあります。仕事に関する様々なことに興味を持ち、積極的に学ぶことで、スムーズな施工管理を実現でき、建築の仕事の面白さを味わうことができます。
また、「積極的に人と関わり、調整する力」も重要です。建築現場には、多様な人々が集まっています。さらに、建築施工管理技士は、発注者、従業員、近隣住民など対外の人と折衝する機会も多々あります。世代や性格を問わず、多くの人とコミュニケーションをとり、現場の指揮をとることが必要です。施工管理の仕事は「調整」の仕事といえるほど、現場の工程から人間関係の調整に至るまで、工事現場全体を管理しています。その調整作業は大変ですが、多くの人と関わることで自身のコミュニケーション力を高めることができる点は、この仕事のメリットだと思います。

S・BLCのここが強み!

当社では、清水建設グループとして、そのノウハウを生かした改修工事を行うことができます。プロジェクトによっては清水建設と連携して取り組むことができる環境は当社の強みです。
また、当社のビルマネジメント事業部と連携し、リニューアル事業部の私がビル管理に関する情報をお客様に説明できるため、お客様との円滑なコミュニケーションや受注機会の創出につなげることができる点も強みであると思います。
社内の風通しも良く、先輩社員に対し現場や施工方法についての相談がしやすい環境も、当社の特徴です。